2-2. 全く動かない体




前回は、痛みが手まで広がったところまで書きましたので、今回はその続きです!


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この時の私の体は、手首・肘・肩・膝・足首・足先に痛みがあった。


その時の生活はひどかった。


まず朝起きると、全身の関節という関節ががじんじんじんじん痛み熱を帯びていた。

当時は冬だったので毛布をかけて寝ていたのだが、目が覚めても体が痛すぎて、毛布を持ち上げられなかった。


毛布を持ち上げる力すら出せない痛みだった。

毛布を持ち上げベッドから出るのに15分以上かかっていた。


しかし、やっとの思いで毛布を持ち上げ布団から出て立ち上がっても、足に激痛が走り歩けない。

ベッドから出て洗面所までのたった数メートルを歩くのに、5分程かかっていた。

ペンギンみたいなよちよち歩きしかできなくなっていた。


朝早い時間に予定は入れられないし、友だちとの約束には2時間以上遅れることもあった。

本当に申し訳ないな、と毎回落ち込んでいた。


この時期にもし会社員として働いていたら、出社なんて絶対にできなかったと思う。


大学院生だったというのは、不幸中の幸いだったかもしれない。






スズキ